2024年3月 引退間近の381系「やくも」を追う⑦

前回記事での生山駅の381系国鉄特急色「やくも24号」撮影失敗。
此の後は新見駅から岡山を経由し四国高松に出て、ジャンボフェリーの深夜便で神戸に向かい三ノ宮から快速・普通乗り継ぎ(今回の撮影では「青春18」を使用)で帰途に就く予定だった。

381系国鉄特急色の「やくも」編成は出雲市方先頭車が非貫通型、岡山方先頭車が貫通型先頭車になっており、今回の撮影では④の記事での足立駅で非貫通方先頭車の撮影、そして前回記事では貫通型先頭車の撮影をしたのだが、前回記事で撮影を失敗したのなら此のまま帰る事は出来なかった。

暫く新見駅の伯備線ホームにある待合室で暫く考え込んだ後、急遽翌日も撮影する事にして新見18:41発米子行833Mに乗り米子駅近くのネカフェで一夜を過ごす事にした。

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↑ 雪の渓谷を往く伯備線115系2連 黒坂~上菅にて 2024年3月3日撮影




翌3月3日(日)朝6時前、米子駅から徒歩20分位の所にあるネカフェを出て同駅6:08発伯備線上り1番電車に乗る。
向かったのは"ネウクロ”(根雨~黒坂間)の隣の黒坂~上菅間にある渓谷の撮影地。

前日の2日、根雨駅から撮影を失敗した生山駅への移動の時に此の撮影を発見し此処で「やくも24号」を撮ろうかと考えたものの、此の時は時折視界が効かない程の降雪になる時間帯があった他、夕刻の時間帯で同列車通過時に薄暗くなる可能性もあったので撮影を断念していた。

2024年3月 引退間近の381系「やくも」を追う⑥

14:26に根雨駅に到着した伯備線829Mを降りて駅舎内に入る。
ストーブが炊かれている待合室から外を見ると、止んでいた雪が再び降り出して来た。

此の後夕刻の17時頃にやって来る381系国鉄特急色の「やくも24号」を"ネウクロ”の撮影地で撮ろうと思っていたのだが、撮影地が駅間距離が7キロ以上もある根雨~黒坂間のほぼ中間に位置し両駅から歩いて1時間近く掛かる上に、折角時間を掛けて行ったのに「やくも24号」通過時に猛吹雪だったら割に合わないな…と思い撮影地に行くのを躊躇する。

スマホの雨雲レーダーで雪雲の動きを確認するも、根雨~黒坂界隈では夕刻頃まで断続的に雪雲が掛かりそうなので結局ネウクロの撮影地に行くのは諦め、先程根雨まで乗車した伯備線829Mで途中に通りがかった生山駅ホーム先端で撮影出来そうだったのを思い出し、駅撮りだったら吹雪でも其れ程ダメージを受けないだろうと考え根雨15:26発生山行に乗る事にした。

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↑ 生山駅で撮影した「やくも24号」はピン甘の写真になってしまった 2024年3月2日撮影




15:49に生山駅に到着。
根雨側のホーム先端に向かうも架線柱や線路下を通る道路の標識がゴチャゴチャしておりアングルを設定するのに苦労するが、もう「やくも24号」が来るまで他の駅に移動できる普通列車の発着が上り下りとも無いので仕方なく此処で撮影する。

17時10分位に「やくも24号」が生山駅を通過。
此の後17:19発の新見行828Mに乗る予定なのだが、同列車が来るまで10分も無いので撮影した画像を確認せずにカメラをバックに仕舞い828Mに乗車する。

終点の新見駅に到着後、乗り継ぐ列車の発車時刻まで時間があるので先程撮影した「やくも24号」の画像を確認したら先頭車両部に全くピントが合っていなかった。
生山駅での「やくも24号」撮影が上手くいったら此のまま岡山へ出て帰途に就く予定だったのだが、カメラのモニター画面のピン甘画像を見て暫く呆然としていた。

2024年3月 引退間近の381系「やくも」を追う⑤

前回記事で381系国鉄特急色の「やくも9号」を足立駅で撮った後、"ネウクロ”こと黒坂~根雨間の撮影地に向かう為に下り列車(13:45発829M)を待っていると新見行上り普通列車(12:45発824M)が到着。
前回記事にも記した通り此の上り普通列車は新見到着後折り返し829Mになるので此の列車に乗る。

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↑ 足立駅に伯備線824Mが到着する頃、視界が効かない程の吹雪に見舞われた 2024年3月2日撮影




前回記事での「やくも9号」撮影時は雪が降らないどころか線路や山林に積もっていた雪が解けていく事態になっていたが、上り普通824Mが到着する頃になると視界が効かない程の吹雪に見舞われた。
当初「やくも9号」は此の先の"ネウクロ”の撮影地で撮る予定だったが、今頃現地でも視界が効かない程の吹雪に見舞われているかもしれない。

824Mに乗り新見に向かい、折り返しの下り米子行829Mに乗る。
EF64牽引の上り貨物列車が停車している生山駅を過ぎて当初撮影を予定していた"ネウクロ”こと黒坂~根雨間の撮影地に差し掛かる。

先程まで降り続いていた吹雪は止んだものの"ネウクロ”の撮影地付近は線路に雪は積もっていなかった。
此の様な状況だったのならわざわざ"ネウクロ”に行かず足立駅で撮って良かったのかもしれない。
此の後、根雨駅に到着し829Mから下車する事にした。

2024年3月 引退間近の381系「やくも」を追う④

岡山~鳥取県境に近い伯備線足立駅の新見側ホーム先端での撮影。
此処では眼下に流れる渓流を入れてカーブを曲がりながら駅に進入する列車を撮影できる。
前回記事の"ゆったりやくも”塗装の「やくも7号」通過時は雪が降りしきる中での撮影になったが、其の後雪は止んだものの其れと同時に気温が上がりはじめたからか線路に積もっていた雪が溶けだした。

何年か前の山口線の「DL津和野稲荷」号の撮影の時も朝は雪が降ってかなりの積雪になったものの、其の後雪が止むと同時に積雪が溶けて昼前の「津和野稲荷」通過時は殆ど積雪が残っていない状態での撮影になってしまったのを思い出す。

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↑ 足立駅を通過する「やくも9号」 2023年3月2日撮影




正午過ぎに381系国鉄特急色の「やくも9号」が通過。
前回記事での「やくも7号」撮影時は線路に積雪があった状態だったが、此の頃になると線路どころかバックの山林に積もっていた雪も解けてしまっていた。

此の後は当初「やくも9号」の撮影を予定していた"ネウクロ”こと黒坂~根雨間の撮影地に向かうつもりで下り普通列車の到着を待っていたが、今到着した上り普通列車が終点の新見到着後折り返し乗車予定の下り列車になるので、其の上り列車に乗って新見に向かう事にする。



2024年3月 引退間近の381系「やくも」を追う③

新見駅で381系国鉄特急色「やくも8号」を撮った後、11:02発米子行827Mに乗る。
此の後は有名撮影地の"ネウクロ”こと黒坂~根雨間に向かう予定であったが、撮影地最寄りの黒坂駅到着後国鉄特急色「やくも9号」が来るまで1時間程度の余裕しかない上に、撮影地自体が駅間距離7キロ以上ある黒坂~根雨間のほぼ中間地点にあるので間に合うかどうか不安だった。

伯備線の駅でありながら芸備線から乗り入れる気動車しか止まらない布原を通過し、芸備線の分岐駅である備中神代駅周辺でも積雪は全く無かったが、同駅を過ぎて山間部に入ると積雪が増え始めた。

駅手前の線路が大きくカーブしている足立に到着。
車窓から駅周囲を見てみると新見側のホーム先端から先述のカーブが撮影できる他、線路横には川が流れており、カーブしながら駅に進入する列車を川を入れて撮影出来る様なので急遽此処で下車する事にした。

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↑ カーブを描きながら足立駅に進入する「ゆったりやくも」塗装編成 2024年3月2日撮影




雪が降りしきる中、カーブを描きながら駅構内に進入する後続の「やくも7号」(ゆったりやくも編成)を撮る。
此の後は1時間後に来る国鉄特急色「やくも9号」を撮る為、足立駅のホーム先端で待機する事にする。

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