2015年04月

2016年3月の北海道新幹線開業時のダイヤを予想する④

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↑ 「カシオペア」〈画像再掲載〉 函館本線国縫~中ノ沢にて




【番外 「はまなす」「カシオペア」】

先の2015年3月ダイヤ改正以降も本州~北海道間を結ぶ夜行列車として運行を続けている「はまなす」と「カシオペア」(「北斗星」も2015年8月21~22日まで運転)。
2015年9月30日までは現状維持での運行が発表されているが、それ以降の運転計画は今の所発表されておらず、仮に運行が継続されるにしても2016年3月の北海道新幹線開業以降本州と北海道を結ぶ夜行列車としての運行を期待するのは絶望的かと思われる。

「はまなす」「カシオペア」の運行終了の時期を予想するのは難しいが、両列車の今後を大胆予想してみたいと思う。

《「はまなす」》

現在の「はまなす」の利用者層は、青函連絡船の夜行便時代から続く本州~北海道間の夜行輸送の維持と、現在の夜行高速バス全盛時代において本州~北海道間が道路で繋がっていたならば札幌~青森・盛岡・秋田間などに夜行高速バス路線が設定されていただろうが、あいにく線路は繋がっていても道路は寸断されている事もあり、この区間での運行の無い夜行高速バス代わりに「はまなす」を利用する客も多くみられる。

そのような事情もあり、新幹線が津軽海峡を越えて新函館北斗まで到達しても「はまなす」の利用客すべてを新幹線~「北斗」系統乗り継ぎに移行させるのは不可能と思われ、出来れば新幹線開業後も「はななす」の青森~札幌間での運行継続が望ましいのだが、今までの新幹線開業後の並行在来線優等列車の状況を見ても青森~函館間での「はまなす」の運転は絶望的であろう。

残るは函館~新函館北斗~札幌間において新幹線に接続する夜行列車の運行の可能性も無くは無いが、今の「はまなす」に使用されている客車が老朽化している事や、昼行「北斗」系統の間合い使用で夜行列車を仕立てるにしても、トラブル続きのJR北海道で深夜の車両点検時間を削る事は不可能と思われるので残念ながら「はまなす」は廃止となり、函館~札幌間の夜行輸送は現在運行している夜行高速バスが新函館北斗駅乗り入れの上で担う事になるだろうと思う。

《「カシオペア」》

「カシオペア」も2016年3月の北海道新幹線開業までに上野~札幌間を結ぶ夜行列車の使命を終えることになるだろうが、車両自体は1999年製造で置き換え時期まで余裕もある事からJR東日本管内でのクルーズトレインとしての運転が計画されている。

なお北海道新幹線開業後は津軽海峡線を走行する客車列車牽引用の機関車が運転出来なくなる事が本州~北海道間夜行列車廃止の理由の一つだが、貨物列車はGWや旧盆、年末年始は運転本数の削減や運休があるので、この時期に関しては新幹線開業後の津軽海峡線で貨物列車を牽引するEH800型電気機関車の稼働車両も減る事になり、運行する貨物列車も減る事で機関車需給やダイヤ上からも『この時期だけ』は夜行列車の運行が可能(津軽海峡線内で運休の貨物スジを使ってEH800で牽引して運転)になる筈なので、もしかしたら北海道新幹線開業後のGWや旧盆、年末年始にEH800牽引による「カシオペア」運行が実現するかもしれない…?


【2016年3月の北海道新幹線開業時のダイヤを予想する 完】

2016年3月の北海道新幹線開業時のダイヤを予想する③

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↑ 「つがる1号」(画像再掲載) 奥羽本線鯉川~鹿渡にて




【③奥羽本線 青森~新青森~秋田間】

2016年3月に予定されている北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業後は、奥津軽いまべつ駅周辺の津軽半島地域や道南への旅行者が増加する事が期待されているが、その一方で逆方向の北海道から関東・東北地域への旅行者の増加も期待されている。

しかし旅行者の増加が期待されるのは、北海道から見れば新幹線に乗ってしまえば乗り換えなしで行ける青森・盛岡・仙台そして関東で、乗り換えを要する東北のその他の地域は余程の努力をしないと北海道から新幹線を利用してくる旅行者を獲得するのは難しいと思う。

そのような中で北海道から見れば青森県に次いで2番目に近い所にある秋田県であるが、北海道新幹線開業に向けての何らかの動きもみられず、むしろ『新幹線が出来てもウチの県とは関係ない』と考えているような印象を受けるのだが、北海道新幹線を利用して秋田県にやって来る旅行者が来る可能性もあるのだから秋田新幹線を利用して来る首都圏からの旅行者ばかりに頼っていないで北海道新幹線と接続する奥羽線青森~秋田間のアクセスの改善に取り組んでほしいと思う。

かつては昼行夜行問わず上野・大阪からの長編成の長距離列車が行き来していた奥羽本線秋田~青森間であるが、現在では4両編成の特急「つがる」が5往復するのみである。
そんな現状からか新幹線新青森駅から近い位置にある弘前は別として、この区間にある東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館といった主要駅周辺を観察してみても寂れた印象を受ける。

現在の「つがる」のダイヤは5往復運転していると言っても運転間隔がバラバラで、利用するにも使いづらい印象があるので、前回前々回記事で予想した2016年ダイヤ改正での「速達はやぶさ」「北斗」系統に接続するダイヤを組み2時間間隔での運転を実施してほしいと思う。
(ダイヤについては輸送量が多いとは思われないJR東海の「ふじかわ」が2時間間隔で7往復運転しているので参考にすればいいと思う)

また「つがる」の列車名も青森県に由来する名称で、北海道から見て秋田方面に向かう列車をアピールするのは難しい部分もあるので列車名の改称(「みちのく」「やまばと」「こまくさ」が有力か)も検討してほしいと思う。

2016年3月の北海道新幹線開業時のダイヤを予想する②

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↑ 「スーパー北斗1号」 姫川にて  2014年3月23日撮影




【②函館・室蘭・千歳線 函館~新函館北斗~札幌間】

函館・室蘭・千歳線経由で函館~札幌間を運行する特急「スーパー北斗」「北斗」は2015年4月時点では、時間の間隔にバラつきはあるものの、概ね2時間に1本(朝の上り札幌発と夕方の下り函館発は1時間に1本の割合で運転)の割合で運転している。

北海道新幹線開業後は、前回記事において東京~新函館北斗間を運行する『速達』タイプ(盛岡以北は八戸・新青森もしくは新青森のみ停車)の「はやぶさ」が2時間に1本の割合で運行すると予想する記事を書いたが、今の「スーパー北斗」「北斗」も2時間おきでの運転である為、新幹線開業後は現行ダイヤから新函館北斗駅での『速達』タイプの「はやぶさ」に接続するダイヤに修正し、現行の運転本数を維持の上で運行されるのではないか…と予想する。

なお現在の「スーパー北斗」「北斗」の列車名であるが、その列車名と新幹線接続駅である『新函館北斗』と混同しやすいので、ダイヤ改正を機に列車名の変更も考えられる(津軽海峡線特急廃止により列車名の浮く「スーパー白鳥」「白鳥」が有力か?)ものの、今のJR北海道は何かとケチっているような感じがあって現行の「スーパー北斗」「北斗」の改称となればヘッドマークの変更等でおカネが掛かるので列車名を変えずに運転を続行する事になるかもしれない。

また「北斗」で使用されているキハ183系は、将来的にはキハ261系への置き換えが計画されているが、現行のキハ183系5両編成から新型車両(キハ261系)への置き換え後も5両編成だった…等というケチくさい事はやめて、新幹線開業後は接続する在来線特急への乗り継ぎ客も増加する事が予想されるのだから、せめて「スーパー北斗」と同一の7両編成か最低でも現行より1両増結の6両編成で置き換えてほしいと思う。

2016年3月の北海道新幹線開業時のダイヤを予想する①

いよいよ北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業まであと1年を切りました。
そこで当ブログでは来年3月に予定されているダイヤ改正における東北・北海道新幹線東京~新函館北斗間と接続在来線の新ダイヤを予想したいと思います。

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↑ E6系とE5系(画像再掲載) 盛岡にて




【①東北・北海道新幹線 東京~新青森~新函館北斗間】

この記事を書いている2015年4月現在のダイヤでは、東京~新青森間に「はやぶさ」が1時間に1本の割合(多客時間帯は1時間当たり複数本での運転もあり)で運行している他、仙台・盛岡~新青森間に区間運転の「はやぶさ」「はやて」が運転されているが、盛岡~新青森間を見るとこの区間を無停車あるいは八戸のみ停車の速達タイプと各駅停車が一時間おきに交互(「速達」と「各停」で2時間おき)に運転されている。

1年後の北海道新幹線新函館北斗開業時には、おそらく現行ダイヤから新青森~新函館北斗間が延長される形になり、停車パターンとしては盛岡~新函館北斗間各駅停車と新青森のみ、あるいは八戸・新青森のみ停車の速達タイプの2通りで、現行と同様の1時間おきに「速達」タイプと「各停」タイプが2時間間隔で交互に運転されるダイヤになるだろうと予想する。

運転される列車は今の所、東京~新函館北斗間を運行する列車が盛岡以北の「各停」「速達」ともに「はやぶさ」、盛岡・新青森~新函館北斗間の区間列車が「はやて」と発表されているようだが、どうせなら盛岡以北を『速達』タイプで運行する列車を「はやぶさ」、『各停』タイプを「はやて」と分けた方が分かりやすいのでは…と私は思う。

また、ついでに言えば新函館北斗開業時には、今の新青森発着時と同様に基本的には東京からの列車は『全車指定席』になると思われるが、例えば『各停』タイプの「はやて」に自由席を設定するか、あるいは盛岡以北だけでも自由席の設置(盛岡で自由席のある「やまびこ」に乗り換えられる)をすることで飛び込みの客とか指定券の取れなかった客に配慮してくれれば…と思う。

2015年冬 雪の秩父路撮影記④

先日、TV番組での司会や俳優などで長年活躍してきた愛川欽也さんが亡くなられました。
愛川さんの出演番組と言えば、クイズ番組の「なるほど!ザ・ワールド」の司会や、俳優では西村京太郎氏の推理小説『十津川警部シリーズ』での十津川警部の相棒「カメさん」こと亀井刑事役が有名でしたが、この他にも私が小学校に入学する前に放映していたTVアニメの『いなかっぺ大将』の主人公の師匠の「ニャンコ先生(猫)」の声優役もありました。

生前の数多くのTV番組での活躍を称えると共に、心よりご冥福をお祈りします。


話は変わって朝から撮影していた武州日野駅から、武州中川寄りにある有名撮影地の安谷川橋梁に移動する。

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↑ (上)秩父鉄道7500系普通 (下)急行「秩父路6号」 武州中川~武州日野にて 2015年1月31日撮影




有名撮影地ではあるが、朝から太陽の動きを見ている限り、この場所での光線状態はほぼ終日「逆光」のようだ。
それでも鉄橋背後の山々が見事なので「逆光」の悪条件の中、無理矢理撮影する。

此の画像の青空をバックに残雪を抱く山々を見ていると、昔子供の頃に見ていたTVアニメを思い出す。
私は鉄道撮影においては『雪山をバックに鉄道車両を撮影する』事が多いのだが、昔見たTVアニメの映像が大いに影響しているのかもしれない。

この撮影の終了後、まだ昼前ではあるが前日からの雪も解けて「雪景色の中での撮影」も望めないので帰宅する事にした。

【2015年冬 雪の秩父路撮影記 完】
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