日本にやって来た「オリエントエクスプレス’88」の国内運行終了まで1か月を切った12月上旬の週末、雪の積もった夜の駅構内で「バルブ撮影」をしたくて上越線経由の首都圏~関西ツアーを撮りに長岡駅に向かう。
当時はリクライニングシートを装備した165系アコモ改造車使用の夜行快速「ムーンライト」(後の「ムーンライトえちご」、新宿~新潟間運転)が運行していたので、其の列車に乗り長岡に向かった。
当時はリクライニングシートを装備した165系アコモ改造車使用の夜行快速「ムーンライト」(後の「ムーンライトえちご」、新宿~新潟間運転)が運行していたので、其の列車に乗り長岡に向かった。
未明の午前4時、まだ暗くて寒い長岡駅のホームに降り立ち関西から北陸本線経由でやって来る「オリエント急行」を待つ。
12月に入ったので長岡駅の構内には既に雪が積もっていると思い、当時はインターネット等での気象情報収集も出来ない時代だった事もあり「雪があるだろう…」という『見込み』だけで撮影に向かったが、駅に降り立った時点では駅構内に全く雪が無かったものの、暫くすると霙が降り出してきた。
12月に入ったので長岡駅の構内には既に雪が積もっていると思い、当時はインターネット等での気象情報収集も出来ない時代だった事もあり「雪があるだろう…」という『見込み』だけで撮影に向かったが、駅に降り立った時点では駅構内に全く雪が無かったものの、暫くすると霙が降り出してきた。
寒風が吹く中、三脚を立てて待っていると宮内側から2条のライトが近づいて来て「オリエント急行」が長岡駅に到着した。
↑ 霙が舞う夜明け前の長岡駅に到着した「オリエント急行」 1988年12月撮影
長岡駅では此処まで牽引してきたEF81から上越国境越えに備えてEF64の重連に付け替える。
当初はホームの先端から駅停車中の「オリエント急行」を牽引機関車を入れて撮るつもりだったが、1両あたりの車両の長さが日本の車両より長い「オリエント急行」(日本の車両は20~21m、「オリエント~」の車両は22~23m)の13両編成では客車だけでホーム一杯に停まる形になり機関車がホームからはみ出てしまう為、機関車を入れての「編成写真」を撮る事が出来ないので仕方なく客車中心の撮影に切り替える。
当初はホームの先端から駅停車中の「オリエント急行」を牽引機関車を入れて撮るつもりだったが、1両あたりの車両の長さが日本の車両より長い「オリエント急行」(日本の車両は20~21m、「オリエント~」の車両は22~23m)の13両編成では客車だけでホーム一杯に停まる形になり機関車がホームからはみ出てしまう為、機関車を入れての「編成写真」を撮る事が出来ないので仕方なく客車中心の撮影に切り替える。
(長岡駅外の宮内側にある踏切からなら機関車を入れての「オリエント急行」編成の撮影が可能だった筈だが、当時は残念ながら其の考えが思いつかなかった)
↑ …火事だあァァ~ぁぁ~アア~ぁ~ッ!!!!!!
此れを撮影した後、DPE屋で仕上がった写真を見て思わずそう叫んでしまった…(汗)。
「オリエント急行」では食堂車の調理では石炭レンジ、また寝台車なども含めて客車の暖房には石炭ボイラーを使用(各客車の貫通路横の連結面には石炭収納用の細長い箱が設置してある)している為、客車の屋根からSLを思わせるような「煙」が出る光景が見られる。
「オリエント急行」では食堂車の調理では石炭レンジ、また寝台車なども含めて客車の暖房には石炭ボイラーを使用(各客車の貫通路横の連結面には石炭収納用の細長い箱が設置してある)している為、客車の屋根からSLを思わせるような「煙」が出る光景が見られる。
因みに↑の画像の窓から見えるのは「車内が燃えている」様子では無く、車内に設置されたクリスマスツリーに飾ってある無数の「電球」が光っているたけの事である…(劇汗)。
↑ 上野に向けて出発を待つ「オリエント急行」 〈撮影データ同じ〉
「オリエント急行」が」停車しているホームの更に向こうの番線では青森に向かう寝台特急「日本海3号」が通過して行き、其の後暫くするとEF64重連に付け替えられた「オリエント急行」が上野をめざし発車して行った。
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