2020年07月

2020年7月 三岐鉄道撮影行①

先日の「海の日」や、本来なら東京オリンピックの開催日となる筈だった「スポーツの日」を挟んだ4連休は「青春18きっぷ」を使用して三岐鉄道の撮影に行ってきました。

当初は三岐鉄道の他、数年後にはJR東海の新型特急車HC85系に置き換えられる予定のキハ85系「南紀」や今年3月にデビューした近鉄の新型特急車「ひのとり」の撮影も考えていましたが、此の4連休は全国的に天気が悪いのと来月の夏季長期休暇時が9連休となる予定で、今回使用した「青春18きっぷ」の内2~3日(回)を次回使用分に廻そうと今回の撮影の日程を短縮する事にしました。

7月23日(木、祝)南浦和から武蔵野線府中本町方面への1番電車に乗る。
西国分寺で中央快速線に乗り換え、終点の高尾から6:14発松本行き427Mに乗り継いだ。


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↑ 高尾から乗車した中央線427M  甲府にて 2020年7月23日撮影




乗車した427Mは211系6連オールロングシート車。
早朝6時台に発車する列車ではあるものの、連休初日などは登山客やレジャーに向かう乗客などで混雑する列車ではあるが、コロナの感染拡大の影響で4連休であるにも関わらず観光客が外出を控えたからなのかロングシートの座席には(ソーシャルディスタンスの関係からか)1人分の空席を挟んで乗客が座る程度(溢れた何人かの乗客は立ち席となったが)の乗車率だった。

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↑ 427M最後部車両の便所は故障中だった




定刻に高尾を発車。
偶々便所のある最後部車両のクハに乗車したのだが上野原を過ぎても、また大月に到着しようかという時もずっと便所の「使用中」ランプが点灯しているのに気が付いた。
10分ほど停車する甲府で其の便所に向かったのだが、ドアには『故障中』の貼り紙が…?!
仕方なくホームを降りて階段を上がり橋上駅舎部分にある駅のトイレを利用した。

甲府を出て小淵沢、上諏訪と過ぎて岡谷に到着。
其の岡谷では1、2分程の停車時間だった筈だが発車時刻を過ぎても発車する気配がなく、最後部車両の運転室に居た車掌が突然ホームに降りて前方に向かって走っていった。

私もホームに降りて車掌が向かっていった方向に歩いていくが、その途中で他の乗客が「気分が悪い乗客がいるらしい」との話をしているのを聞いて急病人が出たのか…と思った。
暫くして車掌が最後部車両に戻っていったので私も車内に戻る。

やがて427Mは岡谷を発車。
車内では車掌が放送で列車の遅れの状況や遅延の理由を説明しているようだが、スピーカーからの音が聞き取れなくて何を言っているのかさっぱり分からない。
此の列車に限らず以前から車掌によっては車内放送が聞き取れる人と聞き取れない人があったが、自動放送の普及で聞き取れない状況が増えているように思う。

かつて国鉄時代では新幹線を除き自動放送が普及していなかった事もあり、TV局の新人アナウンサーど同様に車掌に「発声練習」をさせていたようだが、自動放送が当たり前になった今も必要なのではないかと思う。










横浜線でもワンマン運転実施か?

前回までの「京浜東北線でワンマン運転実施か?」の記事作成中に、横浜線でもワンマン運転を実施する可能性があるとの情報が入ってきました。

前回までの記事では、ただでさえ車両数の多い京浜東北線の他に横浜線の車両まで加わると記事の内容が複雑になるので、京浜東北線の車両だけを置き換えの対象として記事を書きましたが、今回記事では前回までの記事の内容を「白紙」とした上で横浜線の車両も加えて車両の転属計画を予測したいと思います。

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↑ 今回のE233系大規模転属計画で間違いなく置き換えの対象になるであろう長野地区の211系




今後京浜東北・横浜両線でワンマン運転を実施し、ワンマン運転に対応出来る新型車両を両線に投入するとなると両線合わせて1000両以上のE233系が余剰となる。
(京浜東北線82編成820両、横浜線28編成224両)

前回記事まで記載した京浜東北線E233系の置き換え計画ではサハ車の先頭車改造により6両と4両編成を生み出し房総地区の209系や首都圏に残る205系の置き換えに充てると予想したが、更に横浜線のE233系も加わり1000両以上を転属させるとなるとサハ車のみならずモハ車の先頭車改造も必要になって来る。

京浜東北線および横浜線のワンマン化による新型車両投入によって余剰となるE233系の転属先として予想される路線と置き換え車両は次の通り
(前回記事まで記載した路線、車両も含む)

京葉車両センター所属209系500代車10両1編成

幕張車両センター所属209系2000~2100代車6両編成26本および4両編成42本(うち12本はE131系で置き換え)

相模線用205系4両13本
小山車両センター所属205系600代車4両12本
仙石線用205系3100代車4両17本

高崎車両センター所属211系3両編成14本(6両編成で運用)および4両編成23本
長野車両センター所属211系6両編成14本および3両編成36本

この他に

新潟車両センター所属115系3両編成7本
(少子化の影響による利用者減少で今後の運転本数削減を見込み存続させているようだが、E233
系先頭車改造の3両編成に置き換えられるかも?)

鶴見線および南武支線用205系3両編成9本および2両編成3本
(来年度に水素による燃料電池車両の試作車が導入され試運転が実施される予定である一方で205系からE233系への置き換えがあるかもしれない)

上記の車両をすべて置き換えるとなると京浜東北線のE233系全編成だけだと足りない一方で、横浜線のE233系を含めると逆に余剰車が発生してしまう。
ワンマン運転実施による新型車両の投入は京浜東北線→横浜線の順に実施されると思われるが、横浜線への新型車両が導入される頃には209系500代車やE231系900代車の車両置き換えの時期(いずれも1998年製造)になるので、横浜線のE233系の一部編成は209系500代車やE231系900代車が運用されている武蔵野線や川越・八高線への転属があるかもしれない。【完】




続、続・京浜東北線でワンマン運転実施か?

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↑ 4両編成となったE231系通勤型仕様車(写真は八高線)
 近郊型仕様車でも4両化が進められるのであろうか?(付属編成は5両だから違和感はないか)




予定では前回で完結する予定だった今回特集記事。
長文になってしまったので続きを書きたいと思います。

前回記事では京浜東北線の「ワンマン運転実施」以降、新型車両投入により余剰となるE233系の転属先として小山車両センターを挙げ近郊型E231系の置き換えを予測したが、今度は其のE231系の転属先を予想したいと思う。

E233系転属により小山のE231系(基本編成)は49編成が余剰となるが、2階建てサロを抜いてサハ車の先頭車改造を実施すると4両編成98編成分が生み出されることになる。
其の98編成分で205系と211系の置き換え用として配分すると

相模線用205系500代車→4両編成13本
宇都宮線末端区間(宇都宮~黒磯)及び日光線用205系600代車→4両編成12本
仙石線用205系3100代車→4両編成17本
高崎地区用211系3000代車→4両編成23本

※前回記事での205系および211系の置き換え対象編成の中に鶴見線と南武支線の205系も入れていましたが、近々試作車両が投入される燃料電池(水素)車両に置き換えられると思われるので除外しました。

↑の車両配分だと4両編成65編成となり、まだ33編成が余ってしまうので別途6両編成を作り出し中央線立川・高尾~松本間に運用されている211系6両編成(14編成)も置き換えの対象とすると

E231系4両編成→↑の65編成
E231系6両編成→14編成
残り4両編成5編成および6両編成化により余剰となったサハ車28両

残りの4両編成5編成については上記各路線の増発用として配分され、サハ車28両については廃車になると思われる。

【京浜東北線でワンマン運転実施か? 完】
 




続・京浜東北線でワンマン運転実施か?

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↑ 夕暮れの武蔵野を駆け抜ける武蔵野線205系
 京浜東北線用E233系の転出(まだそう決まった訳ではないが)でいよいよJR東日本管内から撤退するのだろうか?




前回記事では「ワンマン運転」が実施(JR東日本から正式な発表はまだ無い)されたと仮定し新型車両導入で余剰となるE233系の転属先として房総地区の209系2000~2100代車と高崎地区の211系一部編成の置き換え計画を予想して書いてみたが、それでもまだ51編成分の京浜東北線用のE233系が余ってしまうので残る編成の転属先を予想したいと思う。

京浜東北線用E233系の10両固定編成を生かすには東京都心~郊外を結ぶ路線への転属が望ましいのだが、当該路線の殆どは既にE231系以降の車両に置き換わっており転属先が見当たらない一方で、関東外周の支線や地方路線ではまだ211系や205系が老体に鞭打って活躍しているので其れらの車両の置き換えに充当されると思われる。

現在の関東周辺の205系と211系の在籍車両数(撤退間近の武蔵野線205系と前回記事に記載した211系高崎車を除く)を挙げてみると

☆205系

鶴見線1100代車→3両編成9本
南武支線用1000代車→2両編成3本
相模線用500代車→4両編成13本
宇都宮線末端および日光線用600代車→4両編成12本
(東北)仙石線用3100代車→4両編成17本

☆211系(長野車)

6両編成14本
3両編成36本


前回記事では京浜東北線用E233系10両固定編成からサハ車の先頭車改造(技術的に改造が可能かどうかは分からないが「出来る」と仮定して今回、前回記事を書いている)を施工の上で6両および4両編成を生み出し209系幕張車と211系高崎車の一部の置き換え計画を予想したが、上に記載した205系や211系を置き換えるとなると殆どが3両ないし4両の短編成で、京浜東北線用E233系6M4T編成からサハ車を先頭車改造を実施し4両編成を生み出してもモハ車1ユニットが余剰となってしまう。

まだ新製投入から10年余りしか経っていないE233系を余剰廃車にするのは勿体ないので、他線区のE231系運用路線に転属させ同系の短編成化改造を実施したと仮定し置き換え計画を予想してみる。

京浜東北線用E233系10両固定編成転属先候補

★京葉線用209系500代車1編成
★常磐快速線用E231系基本編成(10両×19編成)
※同線用付属編成(5両)は2M3TでE233系の電動車比率(6M4T)と合わないので置き換えは無しと仮定

仮に↑の路線に転属させたとしてもまだ31編成が余ってしまうので、51編成分に近い他の転属先を探してみると

★武蔵野線運用車(209系500代車、E231系、205系)→全42編成
★小山車両センター所属E231系(近郊型)基本編成→全49編成
★国府津車両センター所属E231系(近郊型)基本編成→全42編成

↑の中では小山車両センター所属のE231系基本編成の編成数が最も近く、1編成は京葉線用209系500代車の置き換えに回るだろうから残る50編成で同センター所属のE231系を置き換え、短編成化改造を施行すれば全49編成の中から98編成の4両編成を生み出すことで205系や211系の置き換えに充当する事が出来る。

その一方で転用するE233系のサハ車が余剰(廃車か?)になる他、2階建てG車の組み込み(別途新製か元々組み込まれていたE231系G車の『E233系化』改造で再組み込みか)等が必要になるものの、同車両センター所属のE231系基本編成は近郊型とは言え⑥~⑩号車がオールロングシート車(国府津所属のE231系は⑨⑩号車はセミクロスシート)になっており、ロングシート205系で運行している相模線の車両置き換えにも対応出来るので京浜東北線E233系の転用先の最有力候補になるかもしれない。

《お知らせ》
かなりの長文になってしまったので続きは次回記事に持ち越します。






京浜東北線ワンマン運転実施か?

先日仰天するようなニュースが飛び込んで来ました。
首都圏の重要な通勤路線で私の地元を走る京浜東北線で「ワンマン運転」を検討しているとの事。

現在京浜東北線では2007年から投入が開始されたE233系が主力車両として活躍していますが、「ワンマン運転」実施に際しては現行のE233系を改造して対処するのではなく新型車両を投入するとの事で、もし「ワンマン運転」が実施されるとなると現行のE233系は順次新型車両に置き換えられることになります。

首都圏の通勤路線で10両といった長編成でのワンマン運転は既に東京メトロ副都心線で実施されているとの事ですが、各駅でホームドア設置が進んでいるものの首都圏のJR通勤路線でも混雑率が高い京浜東北線で「ワンマン運転」が実施出来るのか…という議論は置いといて、「ワンマン運転」対応の新型車両が導入されて以降の京浜東北線E233系の転属先を予想したいと思います。


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↑ 京浜東北線の車両基地「さいたま車両センター」の横を駆け抜けるE233系




京浜東北線の「ワンマン運転」に関してJR東日本から正式な発表はまだ無いのだが、一部の鉄道ファンからは「千葉支社管内の209系2000~2100代車(来春E131系に置き換えられる運用除く)を置き換える」とか「高崎支社の211系を置き換える」などと言った予想がネット上などで多数出回っている。

其処で現在京浜東北線で運用されているE233系の編成数と千葉支社管内で運用している209系の編成数、更に高崎支社管内の211系の編成数を比較し実際に置き換えが可能かどうか検証したいと思う。

★現時点での京浜東北線E233系1000代車編成数→82編成820両

☆幕張車両センター所属209系2000~2100代車編成数
 6両編成→24本84両
 4両編成→42本168両

☆高崎車両センター所属211系編成数
 3両編成→14本42両(全て2編成併結の6両で運転→編成数7本)
 4両編成→23本92両

かつて山手線用205系の他線区転用に関しては4両の短編成が多くなることからサハ車の先頭車改造が多数実施されたが、中央・総武緩行線の209系500代車やE231系0代車の武蔵野線及び川越・八高線への転用では中間車の先頭車改造は実施されなかった。

しかし京浜東北線用のE233系(クハ車2両及びサハ車2両組み込みの10両編成)を千葉支社管内や高崎支社管内に転用するとなると、現行の両支社の使用車両(209系、211系)が6両ないし4両編成であることからサハ車の先頭車改造が必要になって来る。

一方で上記の209系幕張車や211系高崎車とも6両編成よりも4両編成の編成数の方が多いが、仮に京浜東北線用E233系のサハ車の先頭車改造を実施したとしても元々10両の固定編成からでは6両、4両の各編成数は同一となるので幕張、高崎のどちらかに転属させたとしても4両編成の方が足りなくなってしまう。

もしも幕張と高崎のどちらかをE233系の転属を優先させるべきなのかを考えれば、高崎の方は寒冷地であるので半自動ドア化の改造が必要なのに対して幕張の方は温暖地であるので其の必要が無い(現在活躍している209系も半自動化改造はしていない)事や、来春E131系の投入により209系4両編成の一部が廃車になると思われ、209系の6両編成と4両編成との在籍編成数の差が少なくなる事から幕張の209系の置き換えを優先するのではないかと思われる。

★京浜東北線E233系10両固定編成→サハ車先頭車改造→6両+4両編成化

E233系10両24編成→6両編成24本及び4両編成24本(改造後幕張車セ転属)
E233系10両7編成→6両編成7本及び4両編成7本
(6両編成7本については半自動ドア化改造も施行の上で高崎に転属し2編成併結の6両で運用している211系3両編成の運用を置き換え、4両編成は幕張転属)

上記の転属により幕張209系6両編成と高崎211系3両編成の置き換え車両数を満たす事が出来るものの、幕張209系4両編成が現在42編成あるのに対してE233系では31編成分しかないのだが、先にも記した通り来春のE131系投入による運用本数の減少もあるので足りる(足りなければ不足分をE131系で増備すればいい)かと思われる。

一方、高崎211系4両編成については現在新潟地区で活躍しているE129系4両編成を別途新製し投入するか、或いは近い将来東海道、宇都宮、高崎線へのE235系近郊型投入で余剰となるE231系やE233系を投入するのではないかと思われる。〈続く〉


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