今回の撮影目的である「北斗星」塗装DE10牽引の列車は撮影地のある新鹿沼~下今市間が13時半過ぎの運転であったが、一方で新栃木以北で活躍する6050系が20400系へ置き換えられる情報もあった事から午前10時過ぎ頃から現地に着き、近い将来新栃木~下今市間では頻繁に行き来する姿が見られなくなるであろう6050系を撮影していた。

午前11時前、JR253系使用の特急「きぬがわ」が撮影地を通過して行く。

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↑ 板荷~下小代間の築堤を往く253系「きぬがわ」 2020年10月11日撮影




253系は1990年代に「成田エクスプレス」用としてデビューしたが、2009年に後継車のE259系に置き換えられ殆どの車両が廃車になった一方で、最終増備の2編成が東武鉄道乗り入れの改造を受けJR新宿~東武日光・鬼怒川温泉間の「日光」「きぬがわ」で活躍している。

一方で253系を置き換えたE259系は、コロナ感染拡大による海外旅行客減少で「成田エクスプレス」の大部分が運休に追い込まれており、今後数年間は海外旅行客の大幅増加も見込まれないため運休分の余剰車両を活用し老朽化が進んでいる651系使用の「草津」や「あかぎ」などを置き換えるという噂が流れている。

「日光」「きぬがわ」用の253系は2002年(同年に開催されたサッカーW杯関連による増備車両、他の253系は1990年代に製造)に製造されたのでまだ車齢20年にも達していないが、253系とともに新宿直行特急用として活躍する「スペーシア」の新型車両置き換えの話もある事からE259系か或いは「サフィール踊り子」の様な新型車両への置き換えの話も出ているようだ。